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執筆者の写真ジム店長

10年物ダンベルを復活させたお話

更新日:3月9日


ダンベル綺麗にした時の写真
ダンベル綺麗にした時の写真

All Day Gym店長です。


このジムを作る際に、ネットで中古のIVANKOダンベルセットを見てしまって、即買いしました。


ダンベルって本当に価格差があってこれは最高級品です、、ただ古かった。それをだましだまし快適に使うのも紳士の嗜みというものです(ちがうけれども)!


今回はダンベルのゴム部分の知識について紹介します。





■中古のダンベルを買った



メルカリで出品されていたダンベルとラックセットを衝動買いしまいた。ネットの写真だと結構状態も良い。


というわけで「筋トレ器具は良いものは良い!生きるか死ぬかのトレーニングで利用するもので道具にこだわらない道理はないっ!」ということで買いました。



で、来たのが冒頭の写真の右側です。


うん、あれ、なんか、と(リアルに)思いました、自分で使うなら正直問題ないですが、これをお客様に提供するわけにもいかず。




■まずダンベルのゴムを調べる



モノは良いのです、グリップ部分は問題ないですし。ダンベルなので重ければ基本的な機能は満たしています。



が「これはなんとかせんといかん!」


という事で、きれいにすることにしたのですが、まずゴムの勉強からです。


ゴムには大きく天然ゴムと合成ゴムがあります。


IVANKOのサイトを見ると天然ゴムと英語で書いてます。ただそれ以上の情報はありません(当たり前ですが)。



でこの白いものはいわゆるブルームというものだそうです。

いわゆるゴムを作る過程で硫黄化合物として安定させるのですが、その硫化材が白くなっているものです。



つまり汚れというよりゴム自体から出ているものです。



ご参考↓


https://gom-soul.com/qa/999#:~:text=%E3%82%B4%E3%83%A0%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%81%AE%E7%B2%89%E5%90%B9%E3%81%8D,%E3%82%92%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82





■きれいにする


まあ、大体汚れの原因は分かったものの元に戻るのか? ネットで調べると大体車のメンテナンス情報が出てきて、とても参考になります。



簡単にいうと、有機物なので、本体が溶けない程度の強さの洗剤で落として、なんかコーティングすれば良い。。という事。


問題はどれくらいの溶剤濃度が適切かという事です。


ダンベル20本あって重いの30KGなんです、人力で磨くのも手戻りは避けたいところ。


という事で以下買いました。



洗剤
洗剤

セスキ物語:セスキソーダです、家庭用でよく使われますね、油汚れにも強く、白くなることを除けばオールラウンダーです。


Simple Green:x10年前海外の通販番組で見てから、愛用しています。通販番組の内容と異なり、全然しっかり落ちないのがかわいい普通の洗剤


アビリティグリーン:今回新顔です。最近の洗剤代表。油汚れ専用という尖ったやつを買いました。


塗料はがし液:水性塗料もはがせます。正直ここまでいるとは思わないですが、落ちないと嫌だしという事で。水性で一般人が扱える、一番強そうなやつです。





■結局はがし液よ



結果はがし液一択でした。固くなったブルームはかなり手ごわい。3日かけてはがし液で磨き続けて何とかブルームは完全に落ちました。甘く見ていた。



で次です、ブルームはゴム自体の成分なので、ゴムの中身的には何かが足りなくなっているはずです。


なので、効果はわかりませんが車のメンテで有名なラバープロテクタントです。




ラバープロテクタント
ラバープロテクタント



これはオイルでゴムの中に染み込むそうでとりあえずベタベタになるまで漬け込みました。


あとは更な劣化を防ぐためクレポリメイト。ゴムは外気や紫外線で劣化するので、シリコン製のポリメイトで被膜を作り、さらなる劣化を防止しします。


呉ポリメイト
呉ポリメイト


手が蝋人形のようにてかてかになりましたが、まあ上手くいきました。

総計3日稼働、洗剤・コーティング剤2万円!



で、きれいになったダンベルを今設置していますが、やはり定期的に白くなります。継続的にメンテナンスが必要です。


なんかちょっと泥団子をピカピカにする感覚で楽しいかも、はまりそう。

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