体の使い方:重いものを楽に運ぶには

Alldaygym店長です。
買い物で荷物を運ぶときに家族に「何のための筋肉なの」と言われますよね(私だけ)。
筋トレは筋肉に刺激を与える≒非効率な体の動きをする動きになるのですが、日常生活での体の使い方は逆です。
今回は、モノを持つ際の体の使い方についてご紹介します。
■重い段ボールを運ぶ
体の使い方の基本的な考えは、①一か所の部分だけに負荷を集中させない、②大きな筋肉を有効活用する、という事になるようです。
①は腰を痛めたり、腱鞘炎の予防です。
②は強い大きな筋肉を使うことで、主観的にも楽に作業することが出来ます。大きな筋肉とは、具体的に言うと抗重力筋です。
抗重力筋とは体を立った状態にするために働く筋肉で、いつも使われるため非常に大きく強いです。脚のハムストリングス、脊柱起立筋群、大臀筋などがそれにあたります。
段ボールを持つ場合を考えてみると、段ボールを体に近づける方が楽に感じます。
これは自分の重心に近づけ、自分の体重を支える抗重力筋のいつもの動きに近くする訳です。
人の体の重心は大体おへその下あたりになります。なのでそこからの距離を短くすると良いというわけです。
■買い物袋を持つ

片手で袋を持つ場合も同じ原理ですが、こちらはあまり知られていないのではないでしょうか。
人は意識的に体の前方にモノを持つ傾向があります(当たり前か)。袋も無意識に若干体の前側にぶら下げてがちなのです。
それを少し後ろ(重心の真横)あたりに持つようにしてみましょう。楽になるはず。
■自分の体は自分で守りましょう
筋トレ趣味の人あるあるですが、大体どこか筋肉痛なので、日常生活で動き辛いシーン(大げさ)はあるものです。
そんな時できるだけ、痛い部位に負担をかけない様、こんな体の使い方も知っておくと良いかもしれませんね。