All Day GYM店長です。
お腹を引っ込ませたい!お尻を引き締めたい!→可能です。
ただ、あまりにも情報が多く(このブログもですが)、何をすると体がどう変わるかよくわからない!という方もいらっしゃると思います。
今回は、筋トレの観点から体形を変える仕組みをお伝えします。
■ボディメイクと言えばお腹よね、腹筋ですわよね。
「そうとも限りません、というかおおよそ、ほぼ、大体違います!」(もう、、わかりました。)
腹筋をするとお腹が引っ込む、そのように考えている方がいらっしゃると思います。
しかし、お腹がなぜ出ているのかを考えてみますと、多くの方は脂肪(内装脂肪、皮下脂肪)の蓄積によるものと思われます。(胃下垂などの方もいます)
ではその解決策として腹筋は正しいかというと、あまり適正ではないのです。
■どうしてかしら?
「脂肪は部分的に減らすことが出来ないからです。」(お腹だけはむりなの。)
お腹に限ったことではないですが、体についたプニプニは生理学的には肥大した脂肪細胞です。脂肪細胞は血管を通じて脂肪酸として脂肪を蓄えたり放出したりしています。
体が運動や空腹でエネルギーを必要とすると脂肪細胞から脂肪がエネルギー源として血液中に流れ出し、筋肉組織などで消費されます。
問題はこれが運動した場所とは限らないという事です。
例としては例えば利き腕は反対の腕よりよく使われます、つまり筋肉を酷使されがちです。もし部分痩せができるなら利き腕は反対の腕に比べ、脂肪がつかないになることになります。
経験的に、そんな事はないですよね。どちらかというと利き腕の方が太いのが通常です。
これは筋肉で太くなるのです、脂肪と筋肉の違いは部分最適するかどうかです。
・脂肪→部分的に落ちない
・筋肉→部分的についたり落ちたりする
ということです。
■部分痩せができないなら、自分の理想の体はどう作ればよいのかしら。
「筋肉の方では部分的なデザインができます、それでやります。」(また筋肉なのですね)
脂肪細胞はいわば燃料タンクです。そしてそれは体のどの部分でも利用できるエネルギーです。
一方筋肉細胞はエンジンです、ただその発生する力は当然ですが当該の筋肉の稼働する部位で発生します。これは大きな違いです。
男性で逆三角形の体型にしたい場合は、例えば肩の筋肉をトレーニングすることで肩幅を大きくすることが可能です。女性でお尻をカッコよくしたい場合は大臀筋を鍛えることで実現できます。
体を粘土にたとえると、そのデザインは骨格など遺伝的なものはありますが、筋肉のどこをトレーニングするかである程度デザインできます。
脂肪の付き方はコントロールできませんが、筋肉である程度好きなようにできるというわけです。筋トレをする中でカロリー消費も上がりますしね。具体的にこんな感じの体になりたい!という目標をもってトレーニングするのが良いと思います。
■リハビリやスポーツの補助運動にも効きますわね。
「そうですね、足腰を鍛えていわゆる、何歳になっても歩ける体です!」(ボディメイクから離れましたね。)
リハビリでは、筋トレの特異性の原則に即して行います。トレーニングしたところだけ強くなるという原則ですね。
実はこの原則、体のバランス矯正に効果があります。例として猫背の場合、実際は複雑なので一概には言えませんが原則としては背筋や首を強化することで丸まった背中をまっすぐ保ことにも繋がります。
筋肉は体に多くあり、それぞれが引っ張り合いつつ体形を維持しています。弱い筋肉は引き延ばされ体のゆがみにつながっていきます。ただこの判定は難しいのでトレーナーなど専門の方に相談する必要があります。
今回は、脂肪組織と筋肉組織の違いからボディメイクについてお届けしました。では脂肪はどう減らすの?という話もありますが、そちらは別のコラムでもご紹介しておりますので、ご参照ください!
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